GDOゴルフニュース
2025年、原英莉花は国内女子ツアーの年間シードを放棄して米女子下部エプソンツアーを主戦場に選んだ。8月「ワイルドホースレディース」で米国初優勝を飾り、年間ポイントランキング5位で来季の米女子ツアー(LPGA)への昇格を決めた。通算5勝を挙げ、慣れ親しんできた日本ツアーから舵を切り、あえて新天地を選んだ真意を単独インタビューで語った。<全2回の後編>(取材・構成/石井操) 「あと10年…」よぎるタイムリミット 米国生活1年目、国内プロテストの同期であり、同世代の渋野日向子と頻繁に連絡を取り合っていた。「日本だと会わないのに、アメリカでは会ったりしていた」。原は1999年2月生まれ。「来年、も...
2025年12月12日 06時30分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(12日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 「昨日の夜から緊張とワクワクと。良い結果で終えられてうれしい」。11月の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテスト合格者20人による争いを制し、18歳の藤本愛菜は満面の笑顔でプロ初タイトルを喜んだ。「泣きながらやったこともあった」過酷なトレーニングを乗り越え、成長を実感していた2025年を最高の結果で締めくくった。 昨年11月、日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームメンバーの一員として最終から臨んだ初挑戦のプロテストは2打届かず不合格に終わった。「すごく悔し...
2025年12月12日 06時04分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(12日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 13年ぶりとなる日本プロゴルフ協会(JLPGA)プロテスト1位合格者による新人戦Vはかなわなかった。18歳で現役高校生(埼玉栄高3年)の伊藤愛華は、2打差トップから4バーディ、7ボギー1ダブルボギー「77」と崩れ、通算4アンダー2位に終わった。 逆転を許した1学年上の藤本愛菜に5打差をつけられる完敗。「2日目まで入る感覚があったパットのタッチが微妙に合わなかった」と前半アウトだけで3回の3パットボギーを喫し、ハーフを終えて3打を追う立場に変わった。「どんどん追いつかれて..
2025年12月12日 05時25分
◇国内男子◇ファイナルQT 最終日(12日)◇千葉夷隅GC(千葉)◇7319yd(パー72) 7打差2位から出た片岡大育がボギーなしの3バーディ「69」でプレー。首位から「76」をたたいた中野麟太朗と通算14アンダーで並び、プレーオフ3ホール目のバーディで逆転優勝を飾った。QTランク1位として、来季ツアー出場権と賞金100万円を手にした。 片岡はレギュラーツアー3勝の37歳。2019年にシードを喪失し、20年末には顔面神経麻痺を発症した。それでも23年はQTランキング2位、24年は約10万円差でシードを逃すなど復活を目指し戦った。6季ぶりのシード獲得となった。 7打差首位から出た中野は3バー...
2025年12月12日 05時09分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(12日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 2位から出た藤本愛菜が3バーディ、1ボギーの「70」で2打差を逆転する通算9アンダーとし、11月のプロテスト合格者20人による新人プロNo.1決定戦を制した。前半に2バーディを奪い、3打リードの単独首位に浮上してターン。終盤を前に首位スタートの伊藤愛華の追い上げを受けながらも後続に5打差をつけ、優勝賞金270万円を獲得した。 藤本は2025年の日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームに所属した福岡県出身の18歳。2度目の受験となったプロテストを3位で合格し、前週のQTフ..
2025年12月12日 03時20分
最新ゴルフシューズを気ままにレビューする季節もの連載。ゴルフテックコーチ・300ヤードヒッターの稲場智洋が、スイング技術担当として加入。シューズマニア室井、元中古ショップ店長の桂とともに新シューズ3兄弟を結成した。「25秋冬モデル編」の第8回はミズノ「ジーエムスタイルボア」だっ! フラッグシップ「GENEM」の軽量仕様 【桂】 今回、試し履きするのはミズノ「ジーエムスタイルボア」です。 【室井】 “ジーエム”ということはアレですか? 【桂】 そうです。ミズノのフラッグシップモデルである「ジェネム(GENEM)」のジーエム(GM)です。「ジェネム」のアウトソールを踏襲した新ソール設計で、快適性...
2025年12月12日 03時00分
◇欧州男子◇アルフレッド・ダンヒル選手権 初日(11日)◇ロイヤル・ヨハネスブルグ・クラブ(南アフリカ)◇7656yd(パー72) 日本勢で唯一参戦する桂川有人は2バーディ、3ボギーの「73」とスコアを落とし、1オーバー119位と出遅れた。 大会連覇がかかる日本ツアー8勝のショーン・ノリス(南アフリカ)が6バーディ、1ボギーの「67」で回った。2010年のメジャー「全英オープン」覇者のルイ・ウーストハイゼン(同)とともに5アンダー13位で滑り出した。 エウヘニオ・チャカラ(スペイン)とクリスティアン・バーク(南アフリカ)が9アンダー首位に立つ。1打差でブランドン・ストーン(同)とスリストン・ロ..
2025年12月12日 01時27分
2週前の国内ツアー最終戦「リコーカップ」を終えると、畑岡奈紗は大分県に移動した。「この3年ぐらい、温泉に“行く行く詐欺”をずっとしていて。やっと行けました」。別府温泉で疲労の溜まった心身を癒した。 11日は用具使用契約を結ぶ住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)主催の「ゼクシオ ドリームカップ」(茨城ゴルフ倶楽部)に参加。普段ドライバーは「スリクソン ZXi プロトタイプ」を使うが、イベントを通じて新発売の「ゼクシオ14 シリーズ」を試し打ちしたという。 「今回のモデルはガラッと変わった。ゼクシオらしさに新しさが加わった感じ。フィッティングして、今後使う可能性もあると思うぐらい良かった。他の人が...
2025年12月12日 12時00分
ゴルフシーズン真っ盛り。短期集中で体のコア(体幹)を鍛えるメニューを紹介します(第3弾)。腹筋や背筋など体の中心部を意識して強化することで、18ホール最後までブレない安定したスイングを手に入れましょう。今回は左右のバランスが鍛えられるトレーニング。 (1)クラブ1本を持って仰向けに寝転がります。後頭部と背中、お尻が地面にしっかりとついた状態を作ります。両足を持ち上げて、両ひざを曲げます。左足にグリップをつけ、右手でヘッドを押さえます。この際、右ひじは伸ばした状態にしておいてください(クラブが水平になるように)。左手も同じように伸ばした状態からスタートします。 (2)クラブが落ちないように、左...
2025年12月12日 11時00分
兵庫県ゴルフ連盟が主催するプロアマ混合のオープン大会「のじぎくオープン」の最終日が11日、兵庫県加東市にあるABCゴルフ倶楽部で開催された。プロ30人と、それぞれの技量に応じたハンディキャップ込みのアマチュア90人が真剣勝負する2日間。安田祐香が中山三奈との6ホールに及ぶプレーオフを制し、史上初の大会連覇を果たした。 初日に5アンダー「67」で首位に立った中山は、2日目は「70」。一方、今季「富士フイルム・スタジオアリス」でレギュラーツアー2勝目を挙げた安田が、1イーグルを含む5アンダー「67」で追いついてプレーオフに突入した。その6ホール目、それまでティショットで握っていた3Wを1Wに持ち替..
2025年12月12日 10時01分
◇アジアンツアー◇サウジオープン by PIF 2日目(11日)◇ディラブG&CC (サウジアラビア)◇7280yd(パー72) 27歳でツアー未勝利のジャック・トンプソン(オーストラリア)が2位から出て連日の「65」で回った。通算14アンダー首位に浮上した。 大会連覇がかかるジョン・キャトリンは「69」でプレーして通算10アンダー5位。 年間レース1位の比嘉一貴が7バーディ、1ボギーの「66」で回った。日本勢として初の年間王者に向けて24位から通算9アンダー9位に浮上した。 年間2位のスコット・ビンセント(ジンバブエ)は「69」で回り、通算5アンダー29位で決勝に進んだ。...
2025年12月12日 09時02分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目(11日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 11月の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストでは3人の現役高校生が一発合格を果たした。そのひとり、吉崎マーナは沖縄カトリック高に在学する3年生で、本名は「吉崎眞夏」。プロツアーでは2022年の地元・沖縄開催「ダイキンオーキッドレディス」から11試合を、すべて「吉崎マーナ」の登録名で出場してきた。 「いろいろな方に覚えていただきやすいというのも大事かな、と思った」ことが理由。「本当はカタカナで受けたかった」と話すプロテストは『受験希望者の登録氏名は原則として..
2025年12月12日 07時44分
◇米国男子◇Qスクール ファイナルステージ(最終予選会) 初日(11日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇ダイズバレーコース(6850yd/パー70)、ソーグラスカントリークラブ(7054yd/パー70) 来季の米男子ツアー出場権がかかるファイナルステージが始まった。出場する176人は2コースで2ラウンドずつプレーする。昨年は上位5位タイまでがメンバーシップを獲得していたが、今年からは上位5人(タイの場合はプレーオフ)が出場権を獲得する。 日本勢は3人が出場した。2次予選会を経て参戦する杉浦悠太がダイズバレーコースで6バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「67」でプレーした。トップと3打差の3ア..
2025年12月12日 07時03分
2025年、原英莉花は国内女子ツアーの年間シードを放棄して米女子下部エプソンツアーを主戦場に選んだ。8月「ワイルドホースレディース」で米国初優勝を飾り、年間ポイントランキング5位で来季の米女子ツアー(LPGA)への昇格を決めた。通算5勝を挙げ、慣れ親しんできた日本ツアーから舵を切り、あえて新天地を選んだ真意を単独インタビューで語った。<全2回の前編>(取材・構成/石井操) 獲得賞金額はキャリアワースト 今季日本ツアー年間女王の佐久間朱莉は、1年で2億2728万5959円を稼いだ。対して、米下部エプソンツアーで最も稼いだメラニー・グリーンの賞金額は約2905万円(18万6986ドル)。原が獲得...
2025年12月11日 07時01分
住友ゴム工業(ダンロップスポーツ)が11日に茨城ゴルフ倶楽部で「ゼクシオ ドリームカップ」を行い、契約を結ぶ勝みなみらが参加した。抽選に当たった48人のアマチュアがプロとラウンドできる夢の時間を過ごした。今季一発目のオフイベントだった勝は「企業の方とラウンドするのとはまた少し違う感じ。新鮮なラウンドでした」と楽しんだ。 2週前の国内最終戦「リコーカップ」(25位)でシーズンを終えた。米ツアー3年目は、キャリアハイとなるポイントランキング(レース・トゥ・CMEグローブ)18位で幕。初勝利こそ届かなかったが、8月「AIG女子オープン(全英女子)」2位、10月「ロッテ選手権」3位、「ビュイックLP...
2025年12月11日 06時40分
◇国内男子◇ファイナルQT 2日目(11日)◇千葉夷隅GC(千葉)◇7319yd(パー72) 22歳の勢いが止まらない。来季の出場優先順位を争う最終予選会(ファイナルQT)の3日目が終了し、早大4年の中野麟太朗が7バーディ、1ボギー「66」で回った。前日「62」に続くロースコアで後続との差を4打差→7打差まで拡大。11月にプロ転向したばかりのルーキーが圧勝でのトップ通過に王手をかけた。 通算11アンダー2位にレギュラー3勝の片岡大育、服部雅也、山崎帆久登。通算10アンダー5位にチョウ・ラクヒョン(米国)。通算9アンダー6位に22歳アマチュアの古瀬幸一朗、植竹勇太、岩井亮磨、篠優希が続いた。 賞..
2025年12月11日 06時23分
日本ゴルフ協会(JGA)は11日、ナショナルチームのヘッドコーチを務めたガレス・ジョーンズ氏が、15日に行われる慰労会をもって競技者強化事業から退任すると発表した。 ジョーンズ氏は2015年にJGAナショナルチームのヘッドコーチに就任。「ノムラカップアジア太平洋アマチュア」での2回のチーム戦優勝、「世界女子アマチュア」でのチーム戦3位、「アジア競技大会」での金メダル獲得などに貢献した。海外女子メジャー1勝の古江彩佳、米女子ツアー7勝の畑岡奈紗、国内男子ツアー歴代賞金王で現在は海外を主戦場とする金谷拓実、中島啓太ら世界で活躍する選手の育成に携わった。 就任10年目となる今季は「選手・指導者育成コ..
2025年12月11日 05時24分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目(11日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 2025年のJGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチームメンバーが、終盤の強風にも崩れず優勝争いに加わった。18歳の藤本愛菜が3打差4位から7バーディ、3ボギーの「68」で回り、この日のベストスコアで通算7アンダー2位に浮上。最終日は同じ18歳の伊藤愛華を2打差で追い、「狙います。この位置だったら」とプロ初優勝へ意欲を示した。 午後から風が強まる予報を見込み、前半にスコアを伸ばすプラン通りのスコアカード。昨日は「ヨコ振りになっていた」ことで右へのミスが多かったスイングを修正..
2025年12月11日 05時05分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目(11日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 現役高校生の伊藤愛華(埼玉栄高3年)が通算9アンダーの単独首位につけた。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストトップ合格の18歳が、プロ初タイトルに王手をかけて最終日を迎える。 2012年の東浩子以来となるトップ合格者の新人戦優勝へ後続に2打差をつけたが、「だからと言って何も考えていません」と浮ついた様子は見られない。4バーディ、1ボギーの「69」にまとめたこの日のプレーも「淡々とやった感じです」。気持ちに波風を立てないプレースタイルの構築は、「メンタルの先生..
2025年12月11日 04時20分
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 初日(10日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72) 首位タイから出た18歳の伊藤愛華(埼玉栄高3年)が4バーディ、1ボギーの「69」でプレーし、通算9アンダー単独首位で最終日を迎える。詳細な記録が残る1996年以降、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストトップ合格者としては川原由維(2003年)、東浩子(2012年)に次ぐ3人目の新人戦優勝へ後続に2打差をつけた。 グリーンを外したのは唯一のボギーとした17番(パー3)のみと安定したプレーを披露。「特にここがいい、ここがダメということもなく淡々とやった感じです」と..
2025年12月11日 03時22分